英語を苦手と感じる中学生の中には、英語の成績を上げたいけど「いったいどこから手をつけていいか分からない」と悩んでいる方も多いと思います。そこで今回は、英語が全く分からない、かなり苦手だという方に向けた、おすすめの英語学習の方法や問題集などについてお伝えしていきます。
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英語がかなり苦手な人向けの成績を上げる勉強法!
まずは、学校で習う単語を覚えるのが英語力を向上させるために効果的な学習方法です。中学英語の基本は英単語です。単語を知っているだけで、文章の理解がより可能になります。
反対に、知っている単語が少ないと、英文を見ても何が書いてあるかさっぱり分からず、よけに英語が嫌いになってしまう可能性も。そのため、中学英語にとって、知っている単語を増やすのは、英語を得意にするための第一歩といえるでしょう。
単語学習の際には、単語の覚え方に工夫を加えることも効果的です。英語に苦手意識がある人は、気軽に単語学習に取り組めるよう、単語カードやアプリなどを使って、楽しく覚える方法を見つけるとよいでしょう。
また視覚的なヒントやイメージを使うことで、覚えやすくなるので、英単語を覚える際は、具体物をイメージすると頭の中に入りやすくなります。
また教科書で学んだ、基本的な文法の基礎をマスターすることも効果的です。文法の基本ルールをしっかり理解し、基本文をそのまま暗記してしまうと、似た文章が出てきたときに理解しやすくなります。
教科書に出てきた分は、暗記できるくらい音読すると、進出単語や文法もそのまま覚えられます。まずは、学校で習う単語や教科書を徹底的に活用しましょう。
教科書を使って、基本的な単語や例文をしっかりと覚えたら、次は学校で配られた問題集に挑戦するとよいです。問題演習とは、暗記をした後に、自分がどこまで理解できていて、どこが理解できていないのかという理解度を図るためのステップです。そのため、単語や文例をしっかりと覚えたあとにワークに取り組むのが効果的なやり方となります。
英語が苦手な方ほど、ワークを1回やって分からなかったら、もうやりたくなくなってしまいがちですが、2回、3回と繰り返し同じ問題に取り組むことで、問題の傾向が理解できるようになり、正答率も上がっていきます。ワークは、1度だけでなく、複数回やってみるという気持ちで取り組むとよいでしょう。
英語が苦手な中学生におすすめ問題集や参考書の勉強法!
基礎基本を学ぶために効果的なのは学校で使用している教科書ですが、教科書でしっかりと学習したうえで、さらに問題演習をこなしていきたい方に向けた問題集や参考書の勉強法についてお伝えいたします。
教科書に即した問題演習ができるワーク
学校で使っている教科書の内容に即したワークが販売されています。中学英語を伸ばすための基本は教科書なので、教科書をもとにした勉強を繰り返すことで、英語の基礎能力が伸びていくといえます。
そのため、単語や基本的な文法の解説や教科書の日本語訳が丁寧に記載されているものを選ぶと、教科書学習をサポートしてくれるでしょう。
基礎基本が学べる参考書
参考書を選ぶときは、応用的な問題が載ったハイレベルなものではなく、分かりやすさを重視したものを選ぶのが、英語が苦手な方にはおすすめです。
中1で習ったことが分からない、または忘れてしまっていて、中3の時点で英語につまずいているという方も多く見られます。そんなときに、中学校の英語学習全体を網羅した参考書があると、理解不足な場所に戻って学び直せるので、使いやすいでしょう。
オンライン家庭教師や英会話もおすすめ
教科書や参考書を使って一人でしっかりと学ぶことも大切ですが、英語学習においては人と一緒にコミュニケーションをとりながら進めていくことも、効果的な方法です。塾に通う、家庭教師をつけるといった方法がポピュラーですが、今はインターネットを使って、オンラインで英語の家庭教師に教えてもらったり、英会話教室に入学したりするといった方法もあります。
英語のプロの先生に一対一で教えてもらえるため、自分の苦手を客観的に指摘してもらえたり、勉強が辛いときには励ましてもらえたりします。リアルで教えてもらう場合に比べて、場所や時間の条件が柔軟に対応できるので、近くに塾がない、家庭教師の先生がいない、という方でも比較的利用しやすいシステムです。
英語が嫌いな子に英語を好きになってもらうには
英語嫌いな子どもの割合
中学生になり、英語が嫌い・苦手だと感じている生徒は、約6割です。英語が嫌い・苦手だと答えた生徒の8割が、中学1年生の後半までに苦手だと感じています。
英語は苦手意識を持つと、なかなか上達しません。英語に苦手意識を持たず、勉強してもらうためには工夫が必要です。
中学1年生は、英語の好き・嫌いが分かれるため、重要な時期です。この記事では、英語嫌いを克服する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
子どもが英語嫌いになる原因
子どもは、勉強しているうちに英語が苦手になっていきます。英語が苦手に感じるのは、原因があります。
英語嫌いを克服するためには、まず原因を知ることが大切です。ここでは、子どもが英語嫌いになる原因を解説します。
楽しいと思えない
授業で英語を勉強しているとき、楽しさを感じていないと苦手科目になりやすいです。使用している教材や、授業内容がつまらないと興味を持てません。
意味がわからないまま英語の文章を音読しても、興味を持ちにくいです。小学校低学年〜中学生の子どもは、自分で勉強の中に楽しさを見つけるのが難しいです。
周りの大人が、英語勉強の楽しさを伝えられる環境が理想だといえます。英語の勉強が楽しいと感じられたら、吸収力も高まるでしょう。
内容が難しい
特に中学生になると、内容が難しくなります。難しいと感じる内容の勉強をしていても、なかなか頭に入りません。
英会話教室などに通っていても、子どものレベルに合っていなければ、通い続けにくいです。子どもには、一人ひとりに得意・不得意があります。
話すのが苦手な子どもに、スピーキングばかり練習させてもストレスになるだけです。子どもの英語レベルや得意なことに合わせた学習が大切です。
子どもに英語を勉強させたい場合は、まず英語レベルを確認しておきましょう。そして、その英語レベルに合った学習を提供してください。
いきなり文法を教えるのではなく、アルファベットや単語から徐々に覚えていくと上達しやすいです。またできることが増えると、自信にもつながります。
いまいち理解ができていない
子どもの理解度を把握しないまま、親の気持ちばかり優先して勉強をさせても意味がありません。子どもの英語レベルに合っていない勉強方法は、英語嫌いを加速させます。
まずは子どもの理解度を把握し、勉強方法を見直すことが大切です。英語を上達させたい気持ちが合っても、無理に勉強をさせるのは適切ではありません。
子どもの様子を伺いながら、理解ができるよう工夫しながら進めると、楽しみながら勉強できるでしょう。
英語嫌いを克服する方法
もし、子どもが英語嫌いになってしまったら、どうすればよいのでしょうか。英語に苦手意識を持ってしまうと、なかなか上達しません。
子どもが英語嫌いになってしまっても、工夫をすれば苦手意識を克服できます。ここでは、英語嫌いを克服する方法について解説します。
毎日英語に触れる
英語は、勉強を継続することで身についていく教科です。毎日英語に触れていれば、徐々に慣れていきます。
毎日まとまった勉強時間を確保すると習慣化しやすいですが、難しい場合は10分でも問題ありません。毎日少しでも英語に触れることが大切です。
英語に慣れていけば、単語や文法が自然と頭に入ってきます。
宿題や課題は期日内に提出
学校や塾で出された宿題・課題は、必ず期日内に提出してください。提出物の期限が守れていないと、成績に影響する可能性があります。
成績が下がると、自信がなくなってしまいます。また、期日内に終わらせることを意識すると、効率的に勉強できるでしょう。
リストを作成するなどして、優先順位をつけながら勉強を進めてみてください。
塾に通う
自宅で勉強ができない子どもには、塾がおすすめです。塾に通えば、学習の習慣がつきます。
近年では、通学型の塾だけではなく、オンライン塾もあります。子どもの性格に合わせて、塾を選ぶことが大切です。
ほとんどの塾で無料体験を行なっているので、参加して比較することをおすすめします。複数の塾で体験することで、より比較しやすいです。
まとめ
英語力を向上させるために大切なのは、学習方法学校で習う単語を覚えることです。知っている単語を増やすことは中学生の英語学習において最初の一歩です。
また、教科書で学んだ基本的な文法をしっかりマスターすることも重要です。文法の基本ルールを理解し、基本文を音読することで、似たような文章が出てきたときにも理解しやすくなります。学校で習う単語や教科書を活用したら、次は問題集に挑戦しましょう。問題演習をすることで、自分がどこまで理解できているかを確認できます。
さらに、教科書や参考書を使った自主学習だけでなく、オンライン家庭教師や英会話教室もおすすめです。インターネットを使ってプロの先生に一対一で教えてもらえるため、苦手を克服しやすく、学習が楽しくなります。場所や時間の制約も少ないので、便利に利用できます。